シンデレラガールズのスパロボコラボイベントで城ヶ崎莉嘉ちゃんの愛に救われた話
こんにちは。
今回はモバゲー版シンデレラガールズ(以下モバマス)でやっていたスパロボコラボイベントの話になります。
※あらかじめおことわりしますが、書いている人はスパロボに明るくない(名前知ってる程度のレベル)です。
※今回いつもより長いです。
そもそものきっかけはシンデレラガールズ公式Twitterのこれでした。
コラボイベント「第2次スーパーロボット大戦CG チューン・デュエラーズ」近日開演!
— アイドルマスター シンデレラガールズ公式 (@imascg_chihiro) 2019年12月9日
新規参戦の機体「ガンレオン」に搭乗するアイドルは「城ヶ崎莉嘉」ちゃんです!
イベントの戦闘シーンを先行して紹介しますよ!#imascg_chihiro #デレマス #デレマス8周年 #スパロボCG #ガンレオン pic.twitter.com/bjot0EK9Zz
スパロボコラボ城ヶ崎莉嘉ちゃん抜擢とかまじかよ!!!
元々城ヶ崎莉嘉ちゃんが好きなのもあってビックリでした。前回のスパロボコラボも面白かったし、モバマス側のコラボイベントのシナリオ自体がアイドルの魅力を描いていて掘り下げていて好きというのもあって期待していましたがまさか城ヶ崎莉嘉ちゃんが選ばれるとかきいてないです。
あらすじの「ステキな『アイドル』に憧れる少女が立ち上がる☆」…おいこれどう考えても城ヶ崎莉嘉ちゃん主人公じゃないか!正気でいってるのかアイドルマスターシンデレラガールズ!
劇中冒頭でリカ(演:城ヶ崎莉嘉)はエマ(演:仙崎恵磨)と地球で修理屋として復興業務に勤しんでいるのですが、
姉が行方不明になったリカを拾って育ててくれた上機械操作を教えてくれたエマとうまくやっていけてるのまず凄い。リカもリカで姉が行方不明になったからって落ち込むことはあったのかもしれないけど、だからといって腐ったり拗らせたりということはないんです。
まして地球人が落ち込んでいる今だからこそアタシの出番ってことだからみんなを笑顔でデコっちゃお☆とか考えているくらいなんですよリカ。もうこの時点でメンタル強いぞリカ。
そんな城ヶ崎莉嘉ちゃん、実姉の城ヶ崎美嘉ちゃんがハイパースペックで家事もできて格好よくて可愛いお姉ちゃんが身近にいる環境の中で莉嘉ちゃん自身は腐ったり僻んだりがなくむしろ美嘉を尊敬し続けている上、美嘉の良いところを吸収し続けているという時点でやべーやつですよ。強靭なメンタルになるべくしてなったといわれても納得ですよ。普通なら身近に、まして家族レベルで美嘉みたいなのがいたら拗らせたり腐っていくのは普通にあることだし不仲路線もあるある、断絶状態だったり最終的には手にかける等々…になってもおかしくないです。
莉嘉ちゃんのコンプレックスもデレステにあるファミリアツインの「Twin☆くるっ★テール」イベントコミュで莉嘉ちゃんは「アイドル仲間のみんなは『莉嘉ちゃんはもうすでに美嘉ちゃん越えてるよ。莉嘉ちゃん、すごいね』って言ってくれてるけどアタシお姉ちゃんに全然追い付いていないじゃん…?」ってちょっと混乱して落ち込んだのです。
そのあと諸星きらりちゃんに悩みをぽろっと話して、Pに悩んでいたことやきらりに言われたことを打ち明けたのです。
これに対してPは最終的にこう答えました。
「美嘉みたいに、ならなくていい」と。
当たり前ですが美嘉と莉嘉ちゃんは別々の人間です。見た目や年齢はもちろん、考え方も趣味嗜好も得意なことも苦手なことも違います。P(そして私も)は莉嘉ちゃんが美嘉みたいになることよりも、莉嘉ちゃんが莉嘉ちゃんらしく、自分らしく前に進んでキラキラと輝くことを望んでいるのです。
こうして莉嘉ちゃんは元気になり、そのあとも引きずることもなく堂々とステージに立ちお仕事をこなした城ヶ崎莉嘉ちゃん、強い。
劇中ではリカはエマに育てられたことや良好な関係を築いていますが、城ヶ崎莉嘉ちゃんが美嘉とお仕事で離ればなれになった上面倒を見ることになった年上の人とうまくいって仲良くなった事例も過去にもあるのです。莉嘉ちゃんが歌唱メンバーとして参加しているデレステ1周年イベント「BEYOND THE STARLIGHT」です。
城ヶ崎莉嘉ちゃんと北条加蓮ちゃんが仲良くなり距離が縮まった結果がこれだよ!
今では一緒におしゃべりしたり美嘉ネタをはじめ気兼ねなくメッセージ送ったりで実に良好な友人関係を築いているの実に微笑ましいです。いいぞもっとやれ。
劇中でリカがエマにこのように忠告されたことが個人的にかなりズシリときました。
かつて城ヶ崎莉嘉ちゃんはアイドルになってからもしばらく美嘉のようになりたくて美嘉のマネをしていました。服も美嘉の服を借りたり、美嘉のギャルピースもマネしたり、ファッションやアイドルとしてのスタイルに至ってはいわずもがなでした。
しかし、今では莉嘉ちゃんは自分らしくアイドルとして前を向いて輝いているのです。その上美嘉の前で莉嘉ちゃん、堂々とこう言い切ったんですよ。
姉の前でアイドルとしては仲良し姉妹だけでなく、切磋琢磨する仲間であると同時に競いあい高めあうライバルだ!という宣言を堂々とキメてるんですよ。この意識って私個人としてはアイドルとして高みに行くために必要不可欠だと思っていて、莉嘉ちゃんにとっても美嘉にとっても必要なことであり大事なことなのです。
一方リカは修理屋としても、そして『アイドル』になってアンズ艦長(演:双葉杏)率いるフタバ隊のもとで『アイドル』として戦闘と人助けをしていましたが、そのどちらの場面でもエマが常にいました。おそらくですがリカは心のどこかでエマに依存している部分があったのでしょう。
エマはリカを止めるためにリカの前に立ち、圧倒的な力でリカを捩じ伏せました。
エマは異世界で仲間を喪いリカがいる世界にやってきたこともあり、実の娘のように大事に想うリカを喪うことを誰よりも恐れていたのです。だから力ずくという形でリカを止めたのです。
エマに完全敗北し落ち込むリカ。ホノカ(演:綾瀬穂乃香)がリカに元気になってほしくてもって来たものは…
なんとロボットシール。これは城ヶ崎莉嘉ちゃんの趣味が「シール集め」であることを反映したものです。
ロボットシールはホノカからのプレゼントでした。いったいどこに持っていたんだフタバ隊。
エマが「リカはすぐシール貼るんだよ、デコるのたのしー!ってさ」的なことをフタバ隊の面々に言うのが目に見える。
ホノカが離れ、ひとりになったリカ。
リカがパイロットとして操縦しているガンレオンに話しかけるとかもうこの時点で王道ど真ん中を行く熱い展開じゃないか!
皆の想い出を治すために立ち上がると決めたリカ。
ん???もしかしなくとも………
これは………
リカさんあっさりとガンレオンの真の力解放しちゃったよ。しかも第2形態とか完全戦闘モードとかで強くなってるの明らかなやつじゃん。主人公だからこそ操作できるタイプでかつ敵に回しちゃダメなやばさってわかる。
その上リカの治療までしてる。リカの記憶が弄られていたのを治して記憶の修復もしたようです。
治療には多少の痛みがついてまわることがあるとはいえリカさんのこの台詞、間違いなく強い。(ちなみに痛みというのはリカに対する試練の要素もあるよ)
リカ・ジョーガサキ、新しい力を得て味方のピンチに駆けつけるため再び戦線に降り立つ。
最強装備『歌』とともにリカは歌い出したのです。
リカたちがいた地球やそこにいた地球の人々は『歌』をダークブレインの記憶操作によって忘れていたのです。その結果地球人の気力が低くなって顔も暗くなっていたのです。メンタル攻撃は基本の基本。
リカの『歌』によって地球にいた人々は歌を思いだし、士気も上がりました。エマも別世界の仲間を喪って冷えていた心が熱くなり、本来の熱くシャウトするエマに戻ったのです。
リカとエマの「ホット・シャウツ」の歌を聴けぇ!
記憶を弄り地球人から『歌』の記憶を消したダークブレインを倒したリカたち。
実家のような安心感を覚えるうるさいシャウトを気持ちよく叫ぶエマ、これこそが本来のエマだったのです。
リカたちの前に現れた仮面被っていていかにも怪しいやつ…もといウーゼスさん。
今ある宇宙をまるっと消して新しい宇宙世界(但し負の思念まみれ)を作るっていってますよ?
対してリカは自分やエマの、みんなの宇宙を救うため、世界いっぱいの歌を消させないため、宇宙を歌う!
前作主人公のアイコ艦長率いるシロガネ合流からの助太刀、かなり熱い。個人的に高森藍子ちゃんすきなのでこの再登場の仕方も嬉しい
ウーゼスさん改めウーちゃん、いつの間にかリカとデュオで即興ソング作って歌っていた。
敵、それもラスボス相手にこちらがわに巻き込んでデュオソングを作って歌った上ウーちゃん呼びするリカさんメンタル強すぎでしょ。
リカ・ジョーガサキ、『SUPERLOVE☆』発動!
ここから先のBGMは勿論、城ヶ崎莉嘉ちゃんが歌う「SUPERLOVE☆」だ!
城ヶ崎莉嘉(山本希望) SUPERLOVE☆ 歌詞 - 歌ネット
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 03 ハイファイ☆デイズ
- アーティスト:佐々木千枝、櫻井桃華、市原仁奈、龍崎薫、赤城みりあ
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2016/06/22
- メディア: CD
SUPERLOVE☆そろそろデレステにも入るし実装はよ、難易度えぐいことになりそうな予感しかしない(特にMaster)
ウーちゃん相手に「どんなキミもキミはキミじゃん」って言ってるんですよリカさん。SUPERLOVE☆に書いてある歌詞を言っちゃっているし、体現しちゃっているのです。
ここ誰よりも光れ!と力強く歌った「BEYOND THE STARLIGHT」やラップという形で己を主張した「リトルリドル」みを覚えました。どっちも莉嘉ちゃん歌ってるしだからこその説得力あるの、わかるわ。
リカも色々あってこう言えるようになったの、頼もしい。
ウーちゃん、改めてアイドルとしてスカウトされる。リカとデュオで歌ったしすでにアイドルデビューしていたようなものだけどな!
ウーちゃんの絶望という負の塊要素も個性として受け止めた上でチョー面白いと全肯定するリカさん強靭すぎる。その上絶望アイドルになっちゃえばいいじゃん☆って言ってるし。完全にアイドルデビューしろとスカウトまでしてるじゃないか!
ウーちゃんの絶望ソングを全て受け止めた上で否定せずに全肯定とか…リカさんホントすげぇよ…
実はこれ、「他者の趣味嗜好が自分と相容れなくても否定をせずいちど受け入れる」という城ヶ崎莉嘉ちゃんの美点の1つなのです。
デレステのイベント「リトルリドル」内において城ヶ崎莉嘉ちゃん、白坂小梅ちゃん、早坂美玲ちゃんの3人でゲームセンターに遊びに行ったときのことです。
ゾンビを撃つシューティングゲームを楽しく遊んだ小梅ちゃん。走ってくるゾンビ、かわいかったねと実にウキウキです。
対して莉嘉ちゃんの返答です。
100点満点どころか5000兆点です。パーフェクト。
「走ってくるゾンビがかわいいとかホラーものやゾンビものを楽しいと感じる小梅ちゃんの趣味嗜好はわかんないけど、小梅ちゃんがゲームやってて楽しかったのならそれで良い!」という感じのことを言ってるんですよ莉嘉ちゃん。それもかなり自然に。
この「相手をみて趣味嗜好があわなくても否定せずいちど受け入れる」という面は城ヶ崎莉嘉ちゃんを演じる山本希望さんもインタビューで良いところとして挙げ、こうなれたら素敵な女性になれるのかなとお手本にもしていると仰っていました。
『アイドルマスターシンデレラガールズ』7年の軌跡⑤(城ヶ崎莉嘉編):山本希望インタビュー | ダ・ヴィンチニュース
全肯定され気分があがったのかアンコールまで要求して消えるウーちゃん、実にノリノリである。
人類、世界、宇宙、そしてウーちゃんはリカの懐の深さとSUPERLOVE☆で救われたのでした。
リカはまた地球に戻り修理屋を再開した模様。エマも一緒です。
もはやこの掛け合いも実家のような安心感を覚えますね!
ホット・シャウツのデュエット曲ずっとまってる!
EDでダークブレイン配下の幹部たちとウーちゃんがご本人たちな上馴染んでいるのは草生えて森できるわ!シンデレラガールズ世界だからできるとはいえさぁ!
リカが劇中で救ったのは洗脳闇落ち状態だったチヅル(演:松尾千鶴)とチカ(演:横山千佳)
フタバ隊のみなさんや地球人、宇宙等々…だけではないのです。
ミカクェット・ジョガーニャンことミカ・ジョウガサキ。そう。行方不明になっていたリカの姉のミカその人です。(演:城ヶ崎美嘉)
ミカは外銀河探査船団に乗っていたところ事故で漂流し記憶を失っていたところカナデ(演:速水奏)たちがいるゾヴォークに保護され、短期間でゾヴォーク内最強の独立部隊『LiPPS』隊長になったのです。LiPPSの面々に信頼され慕われているの、とても良いぞ。
ミカは記憶喪失だけでなく地球調査のときに洗脳状態でもあったので、リカの歌でそれらが全て晴れ記憶も戻ったのです。個人的に勝利時の台詞ほんとすき
リカの歌で全てを思いだしたミカは最終的に現場判断でLiPPSとして陰ながら加勢したのです。美嘉も目の前で莉嘉ちゃんが頑張っていたらほっとけないしほっとかないしなんなら自ら率先してやりそうだからね。
また、ミカはカナデにリカちゃんに通信入れなくていいのかと訊かれ
地球とゾヴォークが真に友好状態になったとき改めてリカに会う、それまでは双方の架け橋になれるよう頑張ると返したのです。ミカ自身やミカを取り巻く環境からして色々しがらみがあるだろうし、ミカなりのけじめもあるのでしょう。ミカとリカが再開できるのずっとまってる。
今回の公演内容はリカ、そして城ヶ崎莉嘉ちゃんだからこそ成し得た結末です。というより城ヶ崎莉嘉ちゃんでないとこのような展開そして結末にならなかったのです。これは間違いないです。
少なくとも私は城ヶ崎莉嘉ちゃん好きでいつづけて本当に良かった!と思えるものでした。Twitterで今回の莉嘉ちゃん良いよねって感想や呟きみてハピハピになってる。城ヶ崎莉嘉ちゃんを好きになってくれる人がひとりでも増えたら私はとても嬉しいです。